第1回 「展開図からオリジナルのサイコロをつくろう」を開催しました。

4月16日に、工作の教室の第1回目「展開図からオリジナルのサイコロをつくろう」を実施しました。
今回は、立方体がどのような形かを理解し、1枚の紙から立方体が作れるようになることがゴールです。

まずは立方体の展開図を理解するために、事前に用意した紙でできた2つのサイコロを解体してみました。

生徒さんたちはサイコロを開いてみたり、元に戻してみたりと興味津々です。
「こんな形になってるんだー」と、新しい発見をした子もいました。

では解体した2つを並べて見てみましょう。
「え、一緒じゃないの?」
「形がちがーう!」と歓声があがります。

そうなんです。立方体の展開図はさまざまな種類があるんです。
解体したサイコロ
では今度はどんな形のものが立方体になるのか、みんなで探してみます。
立方体の展開図探し
机の上に事前に用意しておいたさまざまな紙を並べます。
この中から立方体になる展開図をみんなで手分けして見つけていきます。
実際に折りたたんで確認してみました。

「これできそう!わぁできた!」
「え、これできないの?」
「これは同じところに重なるからダメだ」
と、夢中になって探していました。

「こういうふうに4つがくっついていたらできない」
と、傾向を発見した子もいました。

全部一通り畳み終えたところで、立方体になったものが何個あったのかみんなで数えます。

全部で11個見つけることができました。
組み立てた立方体の展開図
それではいよいよ実際にサイコロを作ってみます。

先ほど見つけた11個の展開図の中から、一人一つ展開図を選びます。
その展開図を好きな大きさで自分の工作用紙に転写します。

1辺5cmや7cm、10cmなど、さまざまなサイズの立方体の展開図ができました。

展開図ができたら、はさみで切って組み立てます。

工作用紙は厚紙なので、折りたたむときにコツが必要です。
今回は物差しとボールペンを使って、折り目をつける「しつけ」の方法を学びました。
立方体づくりの様子
展開図を組み立てるときに必要な「のりしろ」についても学びました。
今回は展開図について知ることがメインなので、のりしろは展開図の中に組み込まず、後からのりしろを貼り付けます。

立方体の形ができたら、折り紙やマスキングテープ、シールなどを使い、オリジナルのデザインのサイコロを作ります。
サイコロを組み立てるときには鈴を入れて、音が鳴るサイコロにしました。

工作用紙の余ったスペースを使って2つ目のサイコロを作る生徒さんも多くいましたよ。
限られたスペースでどうやったら2つ目が作れるか試行錯誤もしていました。

みんな2つ目は作るスピードもアップし、なんだか手際がよいです。
1つ目を作ったときの反省点や気づきを2つ目に生かしているように見受けられました。
それぞれデザインの違う、十人十色のサイコロが出来上がりました。

遊び方まで考えてサイコロをデザインしている生徒さんたちもいましたよ!

今回はここまでです。
2時間という時間でしたが、生徒さんたちはそれぞれにさまざまな気づきや発見を得たようでした。

次回の工作の教室は5月21日(日)です。
何をするのかお楽しみに。
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