7月29日、30日に広島県呉市のグリーンピア郷原にて行われた夏のイベント合宿にて、対話型絵画鑑賞を行いました。
対話型鑑賞とは
対話型絵画鑑賞とは、一枚の絵にじっくり向き合い、どのような絵なのか、対話をしながら考えていくプログラムです。
観察力、思考力、言語能力、コミュニケーション力を伸ばす効果があります。
絵画には作者の意図がありますが、対話型絵画鑑賞では、その意図を理解することを目的としているのではありません。
自分なりの気づきや考えを大切にするプログラムで、自分の気づきを言語化する中で、言語能力やコミュニケーション力が養われ、他の人との対話を通して、新たな気づきが得られたり、より深い観察ができるようになり、思考力が鍛えられます。
対話型鑑賞実施の目的とねらい
今回は、夏のイベント合宿にて、観察力、思考力、言語能力、コミュニケーション力の向上、および対話によって視野が広がる楽しさを体感してもらうことを目指して、対話型絵画鑑賞を行いました。
小学1年生から小学6年生まで、約50名の小学生にたいして、約10名ずつ5回に分けて行いました。
対話型鑑賞実施の成果
対話型絵画鑑賞は、初めてという参加者が多かったです。
一枚の絵にじっくり向き合い、観察し思いを巡らす機会は、日常ではあまりありません。
対話を通してどんどん興味を持ち、絵画に近づいて見てみたり、新たな疑問を発見して共有したりして、コミュニケーションをとる姿が印象的でした。
参加者の感想としては、「絵の中でいろいろなものを見つけるのが楽しかった」「話すのが楽しかった」「新しい意見を聞けて面白かった」「同じ絵を見てるのにみんな見え方が違って面白い」「みんなの考えを聞いて違う感じに見えるようになった」「はじめは見ていなかった部分が見られるようになった」などがありました。
今後も機会があれば、対話型絵画鑑賞を取り入れたプログラム等、実施していきたいと思います。